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次の日の早朝…



賢さんと9時にスーパーの駐車場で待ち合わせた。。
賢さんは10分時間が欲しい〜なんて言っていたけど、やはり一応セフレとの約束の時間より2時間半前に賢さんと会った。


『おはようございます。。少しで良いからドライブ行きませんか？』


「おはよ…うございます」
綾香が挨拶し終わるか終わらない前に
賢さんは綾香をエスコートし自分のMR2に綾香を座らせシートベルトを手渡した。


「あっ…あの〜」


『大丈夫。
10分で帰すと綾香さんと約束しましたから〜
ちゃんと返しますよ』


「あ！いや〜。1時間半くらいは…時間を…」


綾香が喋りきる前に賢さんはすかさず言葉を被せる。
『ありがとうございます。私に時間を作ってくれたんですね』


笑顔で綾香の顔を覗き込む賢さん
そ笑顔をみるとキューと胸が締め付けられる…



自分が逆の立場だったら これから他の女に会いに行くのを知っていてこんなに笑顔になれそうにはない。


車で30分くらい離れた湖畔の公園に着いた
ココは最後に婚約者と一緒にきた所。
お馴染みの場所だった。

一度も湖畔の先端では水に触れ遊覧船も出ているようになっていたが
そっちまでは行ったことなかった。もっぱらココに来たらアイスクリームを食べて地元の食材販売所を物色して掘り出し物をみつけるのが日課だったが、やはり相手が違うと内容も違うなる。
『綾香ちゃん…あっちまで歩いてみない？』


その湖畔の先端を指した。