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足跡

第11章 一つのケジメ

このまま 賢さんと一緒に居たかった。賢さんともっと話をしたかった。でもきっかり1時間半で約束したスーパーの駐車場に戻ってきた。

賢は心配そうな顔をして
『言わないって決めて来たけど、、でも、言わないでいれなそう。。綾香ちゃん行かないで下さい。傍に…居て下さい。。一時でもそんなヤツの元に居て欲しくないデス。』


「ごめんね…でも、今日以降は会わないと思うから…」

綾香は賢を説得した。。

賢は帰り際に
『明日も仕事が終わったら会いにきても良いですか?迷惑じゃなければ……Qooちゃんとのお散歩のお時間とか、ちょっと時間でも…?』


綾香が頷くと賢は心配そうに綾香の頭を撫で

『なんかあったら連絡下さいね。
いつも心配しています。
自分を大切にね〜』
と 言い残し綾香の前から走り去った。。


綾香は賢のMR2の噴かす音が遥か遠くに聞こえなくなるまでそこに立っていた。

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