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足跡

第12章 怒り

『戻ってきてくれた……
ありがとう……』



「ぁ……あ…

ありがとう…
なんて…


言わない…
…で……」



綾香の目から
涙が次から次に溢れだし
言葉にならない


『……大丈夫だよ…』


賢が優しく包み混んでくれた腕に力が加わる


―全然…



大丈夫なんかじゃないよ。
賢さんわかってないよ。

知ったら嫌われる〜



でも、もうセフレとか…
そういう汚い関係は辞めようと思ったの。

賢さんに逢えて
又恋をして愛を受け返せるる立場になりたかった


エッチがあるから会うような…
寂しいからエッチするような…
そんな生活を終わりにしたかった


だから

素直になろうと思う…

勇気を持って1歩踏み出そうと決めた

過去には…戻らない…




賢さんの顔なんてまともにみれない―




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