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足跡

第6章 母の企み

おどおどしながら ボーイに連れられ ロビーへ

受付時間の5分前


あぁ〜!強引過ぎる。。 お腹くだりそう\(--;)


ガラス越しにママの車が駅前の曲がり角を曲がるまで
目で追っていた




受付のおばさん達が笑顔で迎えた


ママに渡された用紙を見せると

ガッツポーズを取りつつ
『花森建設の桜山綾香様
ですね!
お母様からお話は聞いて
おります!今日は頑張っていきましょうね
私共も全力でサポートさせて戴きますから』


「いやいや…」苦笑


(T-T)明らかに他の人と態度が違う。。

これじゃあ欲求不満娘みたいじゃん(泣)
ママよ 何処まで喋った?

何を知っているんだ
このおばさん。。


今すぐ逃げ出したい衝動に買われつつ
会場が開くまでの時間 クロークにコートを預け
ちょっと落ち着こうと大きな柱の後ろに隠れた


深呼吸


振り返り辺りを見回す


周りじゅう〜凄い人



個性的な格好の人も居るがジーパンやスーツだっているじゃん


ざっと100人はいるだろうか 〜



皆どんな想いで来ているんだろう…
昔の自分には無縁のパーティー
なんか
落ちぶれたもんだ

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