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lovestory

第3章 棄てる

交差点で青信号に変わるまで
口からでる白い煙を吐きながら
待っていた。


目の前を一台の車が通った
ブルーメタリックの良樹の車だ

可南子は身をのりだし
良樹をみた


隣には、可愛い女性が乗っていた
良樹も笑顔だった…


可南子は、悲しいを通り越し
むしゃくしゃした
余り感情を表に出さない可南子だが
今は違う


もう…そうゆう感情を棄てたのかも
いや、まだ棄てきれてない部分もある

信号が青に変わり
あるきだした。


真っ直ぐ
寿のいる場所へ…

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