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lovestory

第3章 棄てる

甘く長い時を刻み…
可南子の身体は優しく寿を抱き
幸せを感じた。

愛し愛される悦び
必要だと言ってくれる寿を
いとおしく抱き寄せた。


新しい携帯にメールが入った
音がした。


起き上がり
可南子はメールを読んだ

良樹からだった。

離婚用紙を今朝送ったとのメールだ。

可南子は、淡々と読み
崩れ落ちるかと思っていたが
割と普通に受け止めた。

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