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lovestory

第7章 背中

良樹にとって
可南子に背中を向けられたのは
初めてだった…


可南子の髪が風になびき
少し痩せた身体と昔よりイキイキとした可南子を見て安心した


良樹は、ガードレールを跨ぎ
奈央が居る車に飛び乗り
奈央の髪を撫でキスを交わした。



マンションのフロアは
外から見えない
可南子は良樹の背中を見ていた
愛した…たった一人の男の背中を…

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