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トライデント

第4章 輝ける瞳


リディア「やめてえ!!おとーさああん!!!」




ドクン!!!!



そのときリディアの中でとてつもない鼓動が鳴り響いたのを感じた。




リディアの瞳が輝いていた。




「ぐお、あああ…。」



「あなた?…!?
ひいいい!!!」



母親は目の前で石になった父親をみて悲鳴を上げた。



「あなた!あなた!!」



石になった父親を元に戻すのは不可能だった。




リディア「お、おかあ、さん?」



母親はリディアをみた。



「い、いぎゃあああ!!」



母親は断末魔を上げて石になってしまった。




リディア「なに、これ?」



リディアは起こった不気味な現象を自覚できなかった。



リディア「おかあさん、おかあさん…。」






リディア「おかあさん、おかあさん……。」






リディアは石になった母親を何度も何度も呼び続けたのであった。

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