
トライデント
第4章 輝ける瞳
2人が太陽の間を出ようとしたときだった。
ゼウスの声がどこからともなく聞こえてきたのだ。
ゼウス「アポロンよ、これより開戦の儀を行う。この世の全神殿の大地は戻しておいた。さあ、わしのいるゼウスの宮殿へと向かってくるがいい。」
……。
レヴォン「リディア、行くぞ。ついに時はきたらしい。」
リディアはしょんぼりとした。
あのとき、キスだけでもできたのではないかと、とてつもなく後悔してしまっていた。
そしてレヴォンはもう戦闘モードの目つきに変えていたのだ。
リディアは黙ってうなずき、レヴォンと共にゼウスの宮殿へ向かうことにした。
