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トライデント

第5章 強きゆえに…


「アルテミス様、ここの調味料が分からないの。」


デイジー「デイジーでいいよ。ここはね、この薬草とこの根っこを刻んだのを入れて、と。」



「あっ、ホントだ。この味だよ習ったの。」




デイジー「その薬草は健康にもいいからね。」



「デイジー様、素敵ー。」




「デイジー様の旦那さんになる人ってすごい幸せそうですね。」




「デイジー様はやはりゲオルグさんのような文武両道に長けた人がお好きなのですか?」




「それともハーデス君のような強くオシャレで風情のある方がお好きですか?」




デイジー「うーん、もうね、好きな人いるんだ。その二人じゃないけど。」




アイオスの事だった。


料理教室の一同は気になりさらにつっこむ。



「それはどんな方なんですか!?」





デイジー「うん、多分ね、敵国に行っちゃった人なんだ…。」



切なそうにデイジーは答えた。

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