トライデント
第5章 強きゆえに…
それから何日かたったある日、ゲオルグとハーデスはいつものように闘技場で修行を行った。
ハーデスがいつものように組み手の時間になり帰ろうとすると、その日はゲオルグが引き止めた。
ゲオルグ「おいおい、そんなにサボってたら腕が鈍るぜ?今日は僕と組み手をしよう!」
ゲオルグはそう言うと、ハーデスに組み手用の武器を渡した。
ハーデス「ゲオルグ……。」
ゲオルグ「たまにはいいだろ?大丈夫だ、手加減はしない!」
ハーデス「おもしれーな、久しぶりにやってみるかな!ゲオルグなら安心だ。」
ザワザワと会場も騒ぎ出した。
ゲオルグとハーデスの組み手なんていつぶりだろうか、といったところだった。