トライデント
第5章 強きゆえに…
ハーデス「なんなんだよお前は?ひょっとして俺の恋人なんじゃないよな?」
するとペルセポネーは笑いながら答える。
ペルセポネー「クスクス、おかしなこと言うのね、ハーデス。あなたは恋人、私の、そして…。」
ハーデス「な、なんなんだ!教えてくれよ!俺と君はかなり歳が離れてるじゃないか!!」
ペルセポネー「けっこうウブなとこもあるんだあ、じゃあ思い出させてあげる。」
ペルセポネーの前に、一人の若者がきた。
ペルセポネーはあろうことか、その小さな手刀で若者を刺し殺した。
血があふれ出し、夕暮れを真っ赤に染める。
ペルセポネー「どう?私綺麗でしょ?あなたも綺麗よ?ハーデス…。ふふふ、あはははは!」
ハーデス「う、う、うわあああああーーーー!!!!」
ハーデス「はっ!」
気がつくと、そこは月の間のベッドだった。
心配そうに自分を見つめるデイジーとゲオルグがいた。
ハーデス(夢…か…。)