トライデント
第5章 強きゆえに…
ハーデス「ゲオルグ、お前を殺してしまうところだった。時々とんでもない殺気が俺を支配してしまうんだ。でもお前はそれから俺を救ってくれた。感謝するゲオルグ!」
ゲオルグ「ハーデス…。」
グッとハーデスを抱きしめる。
ゲオルグ「当たり前だ…。友達だろ?」
友達なんていない、そのセリフがハーデスの頭によぎった。
ペルセポネー「友達なんて、いないわよ。」
ハーデス「あ、ああっ!!ゲオルグ!後ろに!!」
ハーデス「ゲオルグ!?」
気づけばまた、ハーデスは夕暮れのほとりにいた。
ハーデス(俺は確か、闘技場にいたのでは…。)
いつしかハーデスはペルセポネーとほとりに立っていた。