
トライデント
第6章 ハーデス覚醒
ハーデス「愚かな人間を死で解放してやるんだあ!!」
冥府のオーラがゼウスを巻き込む。
ゼウス「愚か者め!!」
バリバリバリバリ!!!
ハーデス「ぐああああああ!!!」
ゼウスのいかずちがハーデスを弾き飛ばした。
ドサ!
倒れ込んだハーデスは言う。
ハーデス「か、神であるあなたが、まともでないなら、人間達がまともにいられるわけがない。」
バッと立ち上がり、ハーデスは叫ぶ。
ハーデス「貴様!ペルセポネーに何てことしやがるんだあ!!」
ゼウスも叫ぶ。
ゼウス「やかましい!!神の世界では日常茶飯事なのだ!!小童めがあ!!」
ズガーーーーーン!!!
やはりダメだった。
さすがは神といったところか、稲妻が全くハーデスを通してくれなかった。
そして激痛としてハーデスの身体にダメージが蓄積され、ハーデスはやがて動けなくなった。
ハーデス「くそっ、ゆるせない、なにもかもがゆるせない。」
ハーデスは人間だけでなくゼウスをも憎んだ。
こんな事があってはならないと心の中で言い続けた。
ゼウス「人界に落ちよ、ハーデス。」
