トライデント
第9章 開戦、そして…
ーーーアポロン神殿では。
レヴォン「リディアよ。」
レヴォンとリディアはいつものように2人太陽の間にいた。
リディア「なんでございましょう?レヴォン様。」
レヴォン「戦いとはどのように進めていくものなのだ?」
意外と何も考えてないところもリディアは好きだった。
リディア「戦略を練らねばなりませんね。例えば攻め方など、兵士の配置など。」
レヴォン「ならば、この国の兵士は使わない方がいいな。」
レヴォンは笑って言った。
リディアは疑問に思い、首を傾げる。
するとレヴォンはリディアの肩に手をかけて、言う。
レヴォン「俺とお前、2人で全てが叶う。以前やられたように奴らの兵士に仕返ししてやればいい。お前の目で石像にして塔をつくるのもいい。俺の弓で奴らを皆殺しにしてやってもいい。」
レヴォンとリディアの顔は極めて近く、リディアはレヴォンの目を見つめ顔が紅潮した自分が映っているのが見えた。
リディア「レ、レヴォン様、そんなに見つめないでください…。私が石になりそうです。」
パッと顔をそらすリディア。