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トライデント

第9章 開戦、そして…



アイオス「な、デイジー!お、お前、最初からこのつもり、だったのか!?」



バシバシと闇のオーラがアイオスをつつむ。




デイジーは俯いたままだ。



デイジー「もうよいでしょうペルセポネー!やめて!」





デイジーが言うと、ペルセポネーは闇のオーラを解除した。



アイオスはその場に倒れ込んだが、冥界の兵士に肩をもたれて立ち上がらされた。




アイオス「デイジー、、お前、なんで…。」



アイオスは息を切らしながら言う。




ペルセポネー「アイオス、私達はゼウスも超える力を付けるの。そして誰も逆らえない神殿にするつもりよ。圧倒的な力、もう見れば分かるでしょ?死者を自由に扱えるの私達は。いずれは全てを支配してみせるのよ、デイジー様。」





アイオスは絶望した。




アイオス「さ、最悪だ。くっ!デイジー!!お前、さっきの話、約束はうそなのかよ!!」





アイオスが叫ぶが、デイジーは目をそらして無視をする。






アイオス「なら、俺はなんのためにここまで来たんだ!!それとも初めからここに来るとふんで…!」




ペルセポネー「そーいうこと。さあ、10日間ゆっくり考えてねアイオス。それまで、地下牢につないでおきなさい冥府の者共よ!」




もがくアイオスだったが、すでに体力は消されており、牢屋に連れて行かれるのには逆らえなかった。




アイオスは最後までデイジーの名前を呼び続けていた。

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