トライデント
第9章 開戦、そして…
ペルセポネー「あなたを殺すことなど容易だった。でもハーデスに聞いたの。あなたはアーレスの継承者、殺すには惜しい男。だから決めて、ここで死ぬか、私達に尽くすか。戦いの神様をこんなところで失いたくないから。」
ペルセポネーは闇のオーラを消した。
冥界の魂はアイオスの周りを散る。
アイオス「ふ、はあ、はあ、そんなもの、断る。だが、デイジー、本当におまえ…。」
デイジーは悲しそうに沈黙したままだった。
ペルセポネー「本当に残念、まあいいわ。時間をあげる。10日待ってあげるから、それまでに決めてほしい。」
ペルセポネーは言った。
アイオス「そんなもの、断るに決まって…!うわあああ!!」
再びアイオスに闇のオーラがかかる。
ペルセポネー「言ったでしょ?もう死ぬか、アルテミス神殿に尽くすしかないのよ?あなたは。しかしこんな作戦思いつくなんて、デイジー様も恐ろしいお方、さすがは最強の神殿の姫様です。」
ニコニコ微笑むペルセポネー。
デイジー「くっ…。」
ここでペルセポネーに従わなければ、マコレやペルセウスも抜け殻の兵士にされてしまう。
デイジー「ねえ、アイオス、仲間に、なって。」
デイジーの声は震えていた。