トライデント
第10章 変わりゆく世界
ガンガンと神殿には槍と槍がぶつかる音が鳴り響く。
ｵﾒｶﾞ「すごい！楽しいよポセイドン！君はなんて強いんだ！」
無表情だったオメガが明るく笑っていた。
それとは裏腹に、ゲオルグの体力は落ちていく。
そのスキの瞬間、一文字に振られた槍がゲオルグを切り裂く。
ｹﾞｵﾙｸﾞ「ぐああ…。」
ゲオルグは胸から血を流し倒れた。
ゲオルグはそれでも息を切らしながらなんとか立ち上がる。
ｹﾞｵﾙｸﾞ「通してくれ…。僕は…、」
オメガが槍をまっすぐ構えた。
ｹﾞｵﾙｸﾞ「くっ！」
ゲオルグは防御の体制に入る。
ｵﾒｶﾞ「ふ、ふふふ。」
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