
トライデント
第10章 変わりゆく世界
オメガ「ふふ。」
オメガは槍を地面に刺して、戦いをやめたようだ。
ゲオルグ「なっ…。」
オメガ「いいよ、君なら。通してあげる。君は本当に汚れない心の持ち主らしい。さあ、君の会いたがってる人はこの先だよ。」
オメガはゲオルグを導くように立ち退き、道を示してくれた。
ゲオルグ「すまない、オメガ。恩に着る。」
オメガ「そのかわり、また僕に会いに来ておくれよ?やくそく。」
オメガはニコッと微笑み、ゲオルグを神殿内に通した。
ゲオルグは山道のような構造を進んでいく。
すると、よい花の香りがする。
見ると、綺麗な花はゲオルグを導くかのように咲いている。
ゲオルグはその道を辿り、泉に着いた。
ゲオルグの目の前には、信じられない光景があった。
それがアリシアだった。
