
トライデント
第10章 変わりゆく世界
それからまたある日、イオはレヴォンとは行動せずにゲオルグとアリシアのいる道場に行った。
アリシア「あら、あんた1人?なんのイタズラかしら今日は。」
アリシアは読書しながらイオをみた。
イオはじーっと、アリシアを見つめる。
アリシア「な、なによ?」
イオ「うーん、女の子らしくないねあんた。」
イオのセリフにアリシアが怒る。
アリシア「なっ、失礼ねあんた!急になんなのよ。」
イオ「ねえゲオルグ、アリシアって可愛い?女の子らしい?」
ゲオルグ「ん?ああ、可愛いし、支えてくれるし助かるよ。女の子らしいんじゃないかな。」
ゲオルグは素振りをして答えた。
アリシアはポッと赤くなる顔を本で隠す。
イオ「ふーん。じゃ!」
イオはなにもせず去っていったのだ。
ゲオルグ「なんもしなかったな。どしたんだあいつ。」
ゲオルグは不思議そうだったがアリシアはにわかにイオの想いに気づいていた。
