
トライデント
第10章 変わりゆく世界
イオ「あたし、レヴォンのこと好きなのかもしれない!知らない間に、こんななっちゃってて。」
レヴォンは迫るイオに身を退く。
レヴォン「そ、そんなこと言われても、困るよ。」
イオ「レヴォンはあたしのこと嫌い!?それとも他に好きな女の子とか??」
レヴォン「うーん、てか俺あんまり女の子としゃべらないし…。」
イオ「じゃあ、あたしは!?」
どんどんレヴォンにイオは迫っていく。
レヴォン「嫌いじゃ、ないけど。」
レヴォン「まだ、好きって感情が分からない。でもイオは俺の大切な相棒だからな!」
レヴォンはニコッと笑ったが、イマイチな答えにイオはむすっとする。
アリシア「男って、みんな鈍感で子供ばっかなんだねー。」
アリシアも呆れたように言う。
レヴォン「はあん?アリシアはゲオルグのこと好きなのか?」
アリシア「うん、あいつも鈍感だけどね。でも常にまっすぐだからそういうとこが好きなのかもしれないね。」
素直にアリシアは答えた。
レヴォン「うーむ、ゲオルグはどうなんだろうな。」
