
トライデント
第11章 禁断の力と希望
ペルセポネー「なんなの…。まだ死なないんだ。」
ペルセポネーの機嫌はななめだった。
デイジー「アイオス…、お願い!!」
デイジーも祈っていた。
ペルセポネー「ちっ、こんなことなら神殿の民どもを眠らせておくんじゃなかった。」
デイジー「え…?」
ペルセポネー「やっかいな裏切り者が出ないためにも催眠をかけておいたの。あのペルセウスには効いてなかったけどね。」
デイジーは内心ほっとしていた。
援軍はこないかもしれないが、民を眠らせることでこのひどい戦況にはでなくて済むからだ。
デイジー「姿と一緒で案外お子様なのね。くす。」
