
トライデント
第2章 不安定な神話
神々しい光は少年の背中に翼を浮かび上がらせた。
イオ「す、すごい…、これはなんなの?おじさん。」
「こ、これは聖獣、『ペガサス』の証!」
イオ「ペガサス!?空を駆ける馬の!?」
光が少年に宿った。
イオ「すごいじゃない!あんたの名前は今日からペガサスよ!」
ペガサス「え…、そのまんまじゃないか。でも
、やっと使命が僕にもできそうだ!」
神話にはこう伝説がある。ペガサスは女の子を落としてしまいそのまま天空へ昇っていくと。まさしく少年はペガサスの勲章を受け継いだというのだ。
ペガサス「皮肉だ。友達を落としてしまったというのがペガサスの勲章だと言うのなら、本来なら僕は…。」
イオ「もう、今は今のこと考えなさい!あなたは私の護衛をして教皇の神殿にいくのよ!」
ペガサス「あっ、そうだ!今こそ教皇に訴えかけるべきなのかもしれない!」
