
トライデント
第11章 禁断の力と希望
マコレはデイジーの死を悲しむ。
無力な自分を責める者、突如きたアテナの2人を恨む者、そしてペルセウスを憎む者さえいた。
ペルセウス「俺、行かなきゃ。」
「この、裏切りものがあ!!」
「とっとと消え失せろ!」
ペルセウスにかけられる言葉はそんなのが多かった。
ペルセウスはそんな中トボトボと神殿をでていく。
「ペルセウスにいちゃん!」
そんなペルセウスを
道場の子供達が見送りにきたのだ。
「俺、にいちゃんが悪いなんて思ってない。」
「俺も!悪いのはペルセポネーだろ!」
「にいちゃんならきっと勝てるよ!ハーデスにも!」
ペルセウスは少年達に改めて勇気づけられた。
ペルセウス「ありがとう、お前達。必ずこの戦争にケリをつけて戻ってくるからな。」
ペルセウスは子供達に別れをつげると、神殿をでていく。
目指すはアテナ、そしてアポロン。
そこに今、全てが集結するのだ!
