テキストサイズ

トライデント

第11章 禁断の力と希望



イオ「レヴォン、あんた…。」




イオはなんともいえない複雑な気分だった。




吐血を一度見てしまってることと、自分の兵士が倒されたことが重なってるからだ。





レヴォン「確かに、アルテミスがお前についているようだな。」






イオは意味が分からない。





イオ「ゲオルグはもう行ってしまったよ?まだ何か用なの?」






リディア「ふふ、やはり毒ごときでは倒せないのね。」





リディアは笑う。





ペガサス「確かに何のようだ?まだ戦う気なのか!?」





レヴォン「当たり前だ、貴様らを倒して平和を勝ち取る!」





イオは悲しんで言った。





イオ「まだそんなこと言ってるの?もうゲオルグ達はゼウス自身を説得するつもりなのよ?」




レヴォン「ふん、真の神に逆らえなどできん。真の平和は力によって得るものだ。逃げることなど言語道断!」






レヴォンは弓を構えた。





イオ「レヴォン、やめて。あんた死んじゃうよ?」





リディアはさっと近づいた。




リディア「お優しいのね、アテナ殿。ではさっそく死んでください。その優しさでね。」




ギラっとリディアの髪が蛇に変わりイオに襲いかかる。





ビシャーーー!!





蛇はアテナの光に弾かれてしまった。





リディア「いっ!!そんな…、通用しない…!?」





リディアも退かれた。




レヴォン「やはり、前よりも強くなっているそのオーラ、ペルセポネーの話は本当らしいな。」





レヴォンはキッと睨んだ。






レヴォン「勝つためには手段を選ばないのはお互い様じゃないのか!!イオ!!」





レヴォンはイオに襲いかかった!





ガキーーン!!




なんとかイオは剣でレヴォンの攻撃を受け止めた。




イオ「やめなさいレヴォン!私は、戦いたくない。」





リディア「い、いまさらよくゆ…。」




ザシュ!!




リディア「っ!!」






ペガサスは剣でリディアを斬った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ