トライデント
第2章 不安定な神話
「ご無事でしたか、アテナ様。」
元老院が言った。
イオ「ふざけんな!!どうなってんのよこれ!!」
イオは怒鳴る。
「この神殿は教皇の力により戦争の刻まで出られません。」
ペガサス「あんたらはひどすぎるぜ!こんな小さな女の子に戦争の指揮をやらせるなんてよ!」
ペガサスも怒鳴った。
「アテナ様、私はどう言葉をかけてよいか分かりません…。しかし三年間この国の民は皆あなた様を希望として生きておりました。長かった形のない世界にもようやく形ができようとしているのです。」
イオ「そんな…、あたしは」