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トライデント

第3章 皮肉の再会


アイオス「いよいよもうすぐだな。」



イオとアイオスはあまり会っていなかった。


イオは神殿の守護、アイオスは剣術を磨いていたからだ。



イオ「アイオス、あなたにも辛い思いをさせているのね。」



アイオスはイオに近づき、ニコッと微笑む。


アイオス「たくっ!子供んときは人一倍イタズラ好きだったやつがアテナに選ばれるなんて!ゼウスってヤツも対したことねえよ!」


イオ「うん、ありがとうアイオス。デイジーのこともきっと見つけてみせようね。」



アイオス「おう、デイジーは俺が守るって約束があるからな!レヴォンのヤツも今頃は神殿を抜け出したりしてやがるよ。」



久しぶりに昔のような会話になっていた。




ペガサス「みんな、友達がいるんだね。」



ペガサスが寂しそうに、言う。

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