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ルーレット「00」

第7章 成就

「違うよ、リッちゃん。
リッちゃんは男の子でいいんだよ。だからこうして両想いになれたんだから。
リッちゃんがリッちゃんだったから、俺は諦められずに今も好きでいられてるんだからね?」



ポンポンと頭を撫でると、リッちゃんは号泣。

俺は苦笑しながら、リッちゃんにティッシュを渡してあやした。


よくもまぁ、恥じらいなく言えたものだと、冷静になって思う。



その後、俺たちはただ抱き合って…
お互いの呼吸と心音を聞きながら朝を迎えた。

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