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オレが女々しいのか、それともこうやって苦しい恋をする人は、皆泣くのか。



オレは泣きながら、バスルームから出て行こうとする直兄の背中を目で追った。



必死だった。



「オレのためだよ！！オレが直兄に愛されたいから！！」



無情にも、響いたのはオレの声だけで、直兄は振り向く事なく出て行った。


心は…
響かない。


1番近い家族になりたい。
直兄のそばで、ずっと一緒にいたいだけだった。