テキストサイズ

ルーレット「00」

第5章 すれ違い

用意されていた朝食を食べながら、そんな思いを打ち消すのに必死だった。


だって、今日から明日の夜まで2人きりなんだから。妙な気を起こしたら歯止めが利かない。



『無理やりはダメ』



解っててもどうしようもない。

好きなんだよ。
俺のものにしたいんだよ。


ならないならいっそうもう…ってなっちゃうだろ?!


ダイニングテーブルにおでこをつけて悶々とする。


落ち着け自分。
今までと何も変わってないだろ!!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ