テキストサイズ

ルーレット「00」

第5章 すれ違い

「血。風呂場にあったって。大丈夫?」


「うっうん。」



俯くリッちゃんに、少しイラっとするものの、俺は伸びをしながら立ち上がる。

ビクビクするリッちゃんを見るとムカつく。


2人しかいないから警戒してんの?!


どこまで俺を苛立たせるんだよ。



「りっちゃん!!」


「っ何?」


「今日、親いないから………、俺、泊まり行ってくる。1人で留守番して。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ