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ルーレット「00」

第5章 すれ違い

が!!
一時間近く俺は部屋に居るのに、何の動きもない。


俺に振られて放心状態か?!


どっちにしろ、格好のつかない俺は家を出る事にした。


玄関で靴を履いてると、リビングのドアが開いて、ちょこんと顔だけ出していた。

ちょっと威嚇してみる。



「何。」


「…いってらっしゃい。」



…いってらっしゃい?!
行かないでじゃねーの?!

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