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ルーレット「00」

第6章 独立

ただ、オレの頭を撫でてくれる涼子姉ちゃんに、ゆっくりと話し始めた。



「直兄…っ女、の子とこ…行くって…出て、行ったの。帰ってこ、ないって。」


「え?!」


「オレ…嫌われたぁぁぁああ。」


「リッちゃん…。」


「ムカつく、って…大きっな、ため息…吐いて…っ昨日も…オレの事、っ好きなら、切り落としてって。」


「直がそう言ったの?」



オレは、涙を拭いながら頷いた。



「だからっ…切っていいって…言った、の。直兄…が、それでっオレの事…好きで…いてくれるなら。
っでも、直兄…オレ…置いて、出ってたから。
オレ…嫌われた。」

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