テキストサイズ

ルーレット「00」

第6章 独立

直人side

ーーーーーーーーーーーー



お母さんや姉ちゃんからの着信を無視して、現在20:30。

家から着信があったら帰ってやろうと思って、家から10分くらいの幼馴染の家にいる。



もちろん、女じゃなく男。



「直くん、メールくらい返したら?」



勉強机に向かっている幼馴染の後ろで、床にダラけて漫画を読む俺に、呆れるように言ってくる。


…仕方ない。
そう思って携帯を見てみると、姉ちゃんからのメールにオレは家を飛び出した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ