テキストサイズ

ルーレット「00」

第6章 独立

勝手な事ばっかり。


俺を…
どこまで怒らせてば気が済むんだろう。



「早く部屋に戻れ。」


「ここが…オレの部屋だもん。」


「リッちゃん!!」



怒鳴りながらリッちゃんの腕を掴むと、俺の手を振り払った。

それが…どうしても許せなくて…



始めて、リッちゃんの頬をぶった。



ひどく痛そうな音が響くと、リッちゃんは涙目で俺を睨みあげていた。

その挑発的な目が、俺を余計に怒らせる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ