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君のおかげで

第8章 緊張と期待

「なら、待ってな」

「えっ?」

そういって隼人はどこかにいく


しばらく咲が席で待っていると、

「はい、これ」

隼人から差し出されたのは良い匂いのするコーヒーととても美味しそうなケーキだった

「いや、私お金ない…」

「出してやるから、食え」

「いや、わるいしっ」
戸惑う咲

「いーから」

「あ、ありがとう…」

「あと、これ」
もうひとつ差し出されたのはケーキが6個

「え?」
咲がまたキョトンとした

「お前のと兄弟三人と親御さんの分。家で食べな」

「いや、わるいから!!」

「いーから」

こんなやり取りが続く…

結果咲がケーキを貰った

「絶対返すから!!」

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