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叫べ

第5章 疑



なんで呼び止めなかったんだろう…




どうして何も言えなかったんだろう…




僕はそんなことを考えながら、入口付近まで歩いてきた。




ふと顔を上げると、山道に軽トラックが停まっていた。




車から年配の男性が降りてきて、僕の存在に気付き、慌ててこっちに走ってくる。




「おお~い、大丈夫かぁ!?」




男性は僕のそばに来ると、いきなり肩を掴んできた。








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