あたしのミチ、時々オトコ。
第1章 17歳・勤労女子高生。
私の学生生活は、中学2年を境にずっと灰色だった。
中1までは普通より目立ちたがり屋で、委員とか率先してする様な所謂『活発なお子さんねぇ~』なんてご近所で言われてる感じの子だった、んだけど。
中学2年のクラス替えで何故かっちゅう位ヤンキーが集中したクラスになっちゃって。
目立ちたがりの上成績も良かった私は、彼らの癇に触っちゃったみたいで。
『活発な優等生』は『やさぐれたいじめられっ子』へ。
転落してしまった、という訳。
親から貰う昼食代も取られちゃうから、中学時代は毎日お昼は食べれなかった。
お弁当を持ってきてもいいんだけど、うちの親、料理嫌いで。
本当の事を言えない私は、どうせ無くなるパン代を持って毎日家を出ていた。
今でも忘れられないのは、ある日の理科の時間。
教卓の真ん前のグループにいた私の制服のスカートを、あるヤンキー男が気づかれない様に後ろからスニーカーの先っちょで徐々にたくしあげてた。
気配で何かされてる事に気付いた私が振り返ると、そいつは一気にスカートを上に引っ張った。
クラスのみんなの目の前で、下着が丸見えになった私は―もうね、なんて言ったか覚えてないんだけど。とにかく泣きながら叫んで、スカートを戻そうと引っ張ってた。
それ見ながらヤンキー共はヘラヘラ笑ってんの。
ほんと悔しくて、しんじまえって思ってたなぁ。
田舎のヤンキーはタチが悪い。
まぁ、そんな状態だったから。
いくら3年になって(クラス替えは無かった)、ヤンキーカップル共が廊下や教室でチュッチュいちゃついていても、当時の私は彼氏、なんて考えもしなかった。
オトコに対する不信感、尋常じゃ無かったからね。
―そんな地獄の中学生活、私は2年の途中から徐々に授業をサボり始めちゃって。
と言うか、学校にいたくなくて。
当然成績はがた落ち。
数学なんて2点取ってたからね。
受験前はさすがに勉強したけど…間に合うはずも無く。
私は公立受験に失敗し、私立に行く事になった。
その高校生活中に―私には、初めての彼氏が出来る。
今でも忘れられないな。
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