テキストサイズ

恋愛短編集

第1章 まぁくんの隣

 

付き合ってからは、毎日一緒に帰ったよね





まぁくん、毎日毎日、必ず駅前のコンビニでオレンジジュースを買ってたよね





それを、ちょうだいって言ってもらうのが好きだったなぁ





たまにグレープフルーツジュースを買って、私を困らせてたね





私、グレープフルーツ嫌いなのに…





それから電車に乗って、必ず私がまぁくんの隣に座ってた





私の降りる駅が先で、扉の前までまぁくんが来てくれてばいばいってした





いつもいつも別れたくなかったけど、明日も会えるって自分に無理矢理言い聞かせてたんだよ





ほんとに…懐かしいな


ストーリーメニュー

TOPTOPへ