恋愛短編集
第1章 まぁくんの隣
まぁくんと出会ったのは今年の夏
私達の高校はかなりの進学校で、毎朝小テストがある
だから毎日きちんと勉強をしなければならず、放課後になれば図書室の自習スペースは人がごった返す
その日も自習スペースは満席近かったが、奇跡的に、私は2人用の机で1人で勉強していた
この時、私は数学の問題と格闘していた
この問題が解けない…
何をαと置けばいけるのか…
「あの~」
あ、待てよ…これをαと置いて、ここをこうして……
「あの!」
『は、はい!』
私は図書室なのに、思わず叫んでしまった
……周りからの視線が痛い