°・キミとのHな365日・°・
第6章 Ⅵ
「セ、セーフ…」
猛ダッシュで走ってきたから遅刻は免れた私…
多分紫龍さんは遅刻だろぅ
呑気に朝ご飯食べてたからね
「って、希龍さんも紫龍さんも学校に来るのかなぁ」
そう思った時だった。
ブォオンンンンンッブォオンンンンンッ!!
「!?」
私の前に一台のバイクが止まった。
……まさか…
「お前…走ってきたのか…」
やっぱりぃぃぃぃ!!!!
ヘルメットから顔を出したのは紫龍さんだった。
「…バイク登校遅刻しないからいいですね」
嫌みったらしい言い方で言ってやったが…
「そうか?なら明日からお前も乗ってくか?」
効果無し!!!
「いやいや遠慮…」キーンコーンカーンコーン
ホームルームを知らせるチャイム…
「やばいっ」
私はそのまま紫龍さんを置いて、教室まで走っていった。