°・キミとのHな365日・°・
第7章 Ⅶ
「えっ!!??」
遅刻して、先生に怒られた私を待っていたのは友達でもなく告白…
「だから君が好きなんだよ」
「!!??」
私の前にいる男の子は佐々並律斗くん…
同じクラスで、とくに喋った記憶はないんだけどな…
「あの…私…」
告白を断らなくちゃ!
そう想ってた時だった。
「大神紫龍だっけ?ヤクザに頼んで襲うよ?」
「!?」
耳元で言われた声が冷たい笑顔だった。
「な、んで…襲うって?」
「君が僕の告白をOKしないのは大神紫龍がいるからでしょ?」
「ち、違う…」
「隠したって無駄だよ?」
そう言って、一枚の写真を見せてきた。
「あ…」
その写真は私が紫龍さんの家の前で、希龍さんと話している姿…
「手下に頼んで撮ってもらったんだ。」
「…手下って?」
「あぁ、これは言うのが遅れたね。僕の家は大神家によって潰された佐々並財閥なんだよ」
「うそ…」
「ほんと。けど、まさか僕の好きな人が大神家で住んでいるとはねぇ…」
「バラしていいの?」
「っ!!やめて…」
これ以上…迷惑はかけたくないのに…