
°・キミとのHな365日・°・
第7章 Ⅶ
「こんな悪魔と一緒にいるか、僕と一緒にいるかどっちがいい?」
「朱那…」
「私……っ!?」
“OKしないと襲わせるぞ”
そう言うかのように紫龍に気づかれぬように写真を見せてきた。
「私……付き合い…ます…」
言葉を言い終わったあと下を向いた。
悲しくて、涙が溜まってきたから…
泣いたら負け…
マスターが裏切った時、そう何回も言い聞かせてたのに…
涙で紫龍の顔が見れない
「…あぁそうかよ」
「っ」
「所詮お前は金がある男にホイホイついて行く女だったんだな」
「……」
「っ俺だって、好きでこいつといてた訳じゃねーし、可哀想だから一緒にいてただけだから」
なにそれ
「こいつと幸せになれば?」
そう言って、思いっきり佐々並くんを投げつけた。
「っ!負け惜しみか…」
「こいつなんか、俺にとってただの暇つぶしだったからそんなんじゃねぇ」
