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「えっっ！！！」
殺虫剤はなっちゃんが持ってるから助けたくても
俺は動けずにいた

だけどなっちゃんはいきなり
こっちに向かってくるから

「うわー！来ないで！！！」


ガツン！


俺たちは倒れた



そっと目を開けると

なっちゃんの肩にはまだ乗っていて


「！……」

俺はそれをまじましと視界に入れてしまった

一方なっちゃんは俺に抱きついて
気を失っていた

「なっちゃん！しっかりして！」


そんな中

ガラっと玄関のドアが開く音がした