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〜4兄弟〜3人の兄に攻められる弟…

第3章 4兄弟次男夏目

なっちゃんと春ちゃん



俺が勉強を一息終えてリビングに行くと
眼鏡を掛けた春ちゃんが静かにコーヒーを飲んでいた

「あっなっちゃんまだ起きてたの?」

さりげなく湯気で眼鏡が曇っている

「ああ…」

「雨に濡れたんだから
体冷やさないようにしなよ?」

「………わかった」

春ちゃんは優しい…
いや優しすぎる
時に残忍差と残念すぎるイケメン

俺はどれだけこの人に期待させられ損したか……
そんなこと誰にも言えやしない

「…いいのかよ抜け出して
今頃寝ながら春ちゃんを探してんじゃないか?」

「そうかも」

「珍しいねそんなこと言うなんて
どうしたの?」

「……別に」

「もしかして昔みたいに俺が恋しい?
なんなら一緒に寝てあげようか??」


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