私の初恋、
第7章 ちゃんと、見ててね。
勝利を確信したあたしは
ゴールテープの近くまでいってスピードを落とした。
ア「「一位は白!!二位は赤っ!!………」」
里「っはぁ、はぁ、はぁ、」
息を切らし、まだ心臓がドクドクしている。
体育委員の人に一等の列に並ばされた。
息を整えながら腰を下ろす。
ズキっっ
膝からは血が出ていた。
グランドには次の選手への合図でピストル打つ体育委員。
ピストルの火薬の匂いがした。
緊張に解き放たれたあたしには心地好い匂いに感じる。
そして
あたしは、
砂利が嫌いになった。←え。
『『あのカーブしたりすると靴に砂利がフィットしないから滑るところが許せない!((ワラ』』