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私の初恋、

第1章 始まり

今日はまた体育館でしっぽとりゲームだ。

よくよく考えたら。彼はクラスのみんなの憧れ。

まぁ…あんなにかっこいいし。


『そうだ、1番に帰ってあたしからも帽子をわたそう。』

彼と少しでも近づきたくて…

私はそう思った。



ゲームが終わり、体育館にはキャッキャ騒ぐ同じクラスの女の子。

まだ誰もいない静かな廊下を走って、

はぁっ、はぁ…

この時は誰よりも早く教室にもどった





つもりだった。

――――――――


『『かっ…海翔くん。////』』


あたし…いちばんはやくもどってきたとおもったのにな…



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