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今の私に至るまで…

第3章 変えられない過去

何時間
経ったんやろ…

目腫れてるし
化粧ボロボロやし…
はぁー

どーして
こうなるかなー…。

ふと
復縁した時の事を
思い出した…


確かうちが休憩で…物音がしたから
起きて。

見たら彼が立ってて
こっちに近寄るなり
ちょっと間開けて
『好きな人居るん?
なぁ…もう一回
やり直す事出来ひん?
お前をもう一度
…抱きしめたい。』
うん。確か
こんな感じやったな
でもうちは
ちょっと考えさせて
ってゆうて…

『抱きしめていい?』
ゆうから、
『…良いけど復縁は
考えさせて?』って…
それで向こうが
『うん。』ってさ。
近寄ったら
抱きしめられて。

『もう無理やねん』って。

はぁ…?って
何のが
普通やねんけど
当時のうちは
理解出来んくて。

切羽詰まってん
やろなぁって。

普通に考えたら
理解出来るのにね。
『只都合の良い女で
自分の
都合で使える女や』ってね。









本当…最低。





うちが振った日も
後ろに
何か着いてる言うて
お尻を触ってきて。
震えながら
早く…向こうに
行って欲しいと
思った。

休憩時間になって
更衣室で
仮眠とってたら
横に来て服の中に
手を入れてきて…

ずーっと
触ってるから
半分泣きそうで
『やめ…て…』。
この言葉を言うのも
ままならんくて。

『何で…?』って
聞いてきたから、
『ごめん…
うちと別れて』って
震えながら言うた。
三十秒くらい
間開けて、向こうが
『…分かった』って
うちは『ごめん』。
ただそれだけ言うた
向こうは
更衣室から
出て行った。

静かに。何も
無かったかの様に。
休憩時間の
終わりが来て
うちは仕事に戻った
こんな時に限って
同じポジション。

最悪や。

仕事やから
割り切ったけど。

うちは次の日
休みやったから
少し遅く
上がる事になった。
上がりの
時間になって帰った
次の日
店長から
連絡が
あるとは知らずに。

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