うさぎとなみだ。
第1章 理屈と本能?
―――昼休み
私がいつものメンバーでご飯を食べていると
私に招集がかかった。
学級委員で一緒の田中君だった。
田中君はいつも理屈ばっかり並べる
私の嫌い……じゃなくて
苦手なタイプ。
しかも私そこまで良い子じゃないのに……っ!
委員決めでなかなか決まらなくて
推薦=面倒なことを無理やり押し付ける
で見事に押し付けられた私は
断る勇気のないチキンな野郎なので
嫌々委員をやっているという結果に。
そんな私を真面目な田中君は
いつも注意してきた。
だから今回も絶対怒られると
内心ビビりつつも
先に歩きだしていた田中君に
急いでついて行った。