うさぎとなみだ。
第1章 理屈と本能?
「ここは…?」
田中君についていった私は
人気のない校舎裏に来ていた。
「君に伝えたいことがあります」
堅…っ!?
何この先生みたいな喋り方!
何回聞いても鳥肌たつし!
「……何でしょう?」
私は少し目を見開きつつも
怪訝な顔で田中くんを見つめた。
「君はいつもやる気のない態度でしたね?
それで僕にお説教されていた……」
う、来た来た……。
ってかお説教とかマジ古いし。
「でも僕は、っ君が好きで……「ごめんなさい」
「!?」
田中君からくるとは思わなかった……。